営業職時代の失敗談〜警察に電話されてしまった編〜

私がケーブルテレビの営業職に従事していた時代に体験した、少し恐い体験談を書きたいと思います。この出来事は新卒で入社して配属されてから割とすぐのことなので、4年近く前のことになります。それでもまだ覚えているくらいのことです。

 

 

 

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私の勤めていたケーブルテレビの会社の営業スタイル

 

以前にも書いたことあるかもしれませんが、私が勤めていたケーブルテレビの会社の営業スタイルについて一応書いておきます。その方がこの後の話がわかりやすいかもしれませんので。営業スタイルは基本的に飛び込みです。飛び込みと言っても、ただピンポンして「ケーブルテレビ入ってください。」というだけでは家に入れてくれないので、何かしらの大義名分があるのです。それはマンションやアパートなどの契約プランでも異なりますし、集合住宅と戸建住宅でも異なります。

 

今回の話をする建物(マンション)の大義名分は、「オーナー様と〇〇(会社名)の契約でテレビのチューナーを設置する」です。もちろん、強制ではありません。「なんだそれ」と思われるのが普通でしょう。ましてや、ネットでこの会社はけっこう叩かれたりもしているのです。

 

「オーナー様と〇〇(会社名)の契約でテレビのチューナーを設置するので、都合のいい日を連絡してください」的な案内をマンションに巻くのです。一回巻くだけで、連絡をもらえればいいのですが、こんな怪しげな案内巻かれて、すぐに連絡してくれる人なんてほとんどいません。

 

「いつが都合いいですか?」的なことをピンポンして聞いて回るのです。不在のお宅にはもう一度案内を配布します。そこであるマンションの住人に会うのです。

 

あるマンションの住人と会う

 

私は、配属されて間もない頃で営業トークを練習したが実戦経験の少ないという状態です。セールストークが口からスラスラ出てくる状態には程遠い状態。そして、人見知り&ビビりな私。そんな状態の私があるマンション住人と会うことになります。

 

いつものようにピンポンします。確かあれは平日の夕方くらい。だいたい平日に出てくる人は多くいないので、気楽にやっていました。ただ、この住人の部屋は在宅中のようなのです。(電気のメーターなどから推測)

 

新人の私は「恐い人出てきたら嫌だな〜」と思っていながらピンポンを押しました。そしたら、おじさま(いや、見方によってはおじいさまかも)が出てきました。このおじさま、なんか妙な雰囲気を持っているのです。なんとも言えない負の感じのオーラというか。うまく言葉にできませんが。少し見える部屋の中もなんか薄暗い感じがして。

 

一瞬躊躇いながら、アポにつなげるために練習したセールストークを必死に駆使します。もちろん簡単にアポに繋がるわけがありません。色々と言ってくるのです。(すいません。細かいことは覚えていません。)まあ、それが普通の対応なので、予想通りなのですが、このおじさまのなんとも言えないなんかヤバそうなオーラに圧倒されてしまった私。

 

「あっあっその…」とか言ってしまったり、元々滑舌が悪いのに加えて、「早く何か言わなきゃ」という焦りから何を言っているのかわからないという状態になってしまいました。「◎×♪△※◯&◉¥」的な感じです。すぐにでもこの場を去りたかった私は、「わかりました。大丈夫です。」と言ってその場を去りました。

 

クレームが来る。そして…

 

そしたら、そのすぐ5分後くらいに会社に電話が入ったのです。社用携帯にメールが飛んできました。いわゆるクレームというやつです。おそらく、社会人人生初であったろうクレーム。

 

クレームの内容は、簡単に言うと「〇〇社を名乗る者が来たのですが、本当にお宅の会社の者ですか?」です。

 

私が怪しい者扱いされてしまったのです。まあ、確かにあれだけシドロモドロなしゃべりをしたら、そうなっても仕方ありません。そして、自分で蒔いたクレームの種は自分で処理しなければなりません。さっきのおじさまに電話しなければなりません。もちろん気が進まない私。車の中でビビりながら電話します。手が震えていたかもしれません。

 

そして、電話します。「〇〇社の者で、怪しい者ではない」と、「シドロモドロな対応をして申し訳ありませんでした」と、「チューナーの設置は強制ではないので、必要なければ大丈夫です」と(細かい記憶は曖昧ですが)、誠意を込めて対応します。これで話が終わるかと思ったのですが、色々と言ってくるのです。

 

そして、なっなんと、おじさまは「警察に電話にする」と言い始めるのです。確か言い分は「営業手法がおかしい」的なことだったと思います。この時、新人であった私は上司にも同行して頂いていたので、上司に「警察に電話するって言ってます」と報告します。

 

上司は、「まあ、好きにさせろよ。こっちはちゃんとやっているから大丈夫。」と言ってくれました。ただ、それで安心できるはずもなく、私はメッチャ恐かったのです。「警察に電話されて、事情聴取とか…」「もし犯罪で前科がついてしまったら…」「それより捕まって、懲役とかなったら…」「真面目に仕事をしていただけなのに何で…」と気が気でなかったのです。

 

 そして、私との電話をつないだまま警察に電話して、警察に色々と話しているのです。おそらく、どちらかが携帯電話で、どちらかが固定電話なのでしょう。警察に電話しているのですが、警察が取り合う様子がないのです。当時の私にとっては意外なことでした。そして、私との電話は繋がったままで15分ほど時間が経っています。

 

上司は言います。「もうそのお客さん、〇〇(私の名前)との電話切ったと思ってるんじゃね?」「もう〇〇(私の名前)も切っても大丈夫じゃね?」と。心配症な私は、「一応あと、5分だけ…」と言います。そして、5分経っても状況は変わりません。電話を切りました。

 

そして、その後も何もなく無事終わりました。警察から会社に連絡も来てません。本当よかった。ただ、物件リストのところにこのおじさまの部屋番号はピンポンしない方がいいというのだけは付け加えました。

 

最後に

 

今考えてみれば、こんな大きな会社が法を侵すような営業手法を推奨するわけないよな、とは思えます。そして、警察から会社に連絡がなかったということは、取り合うほどのことではなかった、ということなのでしょう。

 

ただおじさまの言い分もわかるのです。私もこの会社の営業手法には疑問を持っていたので。いきなりチューナー設置の案内が来て、「いつにしますか?」って。「そんな話聞いてないし」ってなりますよね。「怪しい」と思うのもわかります。「法的にはこの会社の営業手法オッケーっぽいけど、どうなんだろう」とその会社に所属していた私は思ってしまいます。不快な思いをする方もいるでしょうし。

 

ただ、この営業手法を2年近く続けましたが、警察に連絡されてしまったのはこれが最初で最後です。警察に連絡されてしまったのは自分の力量不足も大きいかもしれません。でもやっぱり、このおじさまはやっぱりなんか変な意味で恐かったです。

 

そして、1年後に同じ物件を回ることになるのですが、まだこのおじさまは住んでいたのです。(表札の名前が変わっていなかったことからの推測)もちろん、チューナー設置の案内は配布しませんでした。そのため、このおじさまとは再会せずに済みました。

 

 

営業時代に、警察に電話された失敗談はこれで終わります。長くなってしまいました。最後まで読んでくださった方々ありがとうございます。

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