あるアパレルショップ店員への本当にささやかな恋心

私は小学生から高校生くらいまで、ほとんど女性と付き合ってことがありません。今でこそ、周囲の人から”チャラい”と言われるまでになりましたが、小学生から高校生くらいまではサッカーに捧げていました。ボールが恋人でした。笑 そのためか、外見が少しでも良い女性と仲良くお話ができてしまうと、「この子いいかも」なんてすぐに思ってしまうのです。今回お話させていただくのは、そんな話の1つです。主観的ノンフィクションです。

 

出会いのきっかけ

 

私は昨年の9月頃に「秋用のコート欲しいな〜」なんて思いながら新宿のあるショップに行きました。服を買うときは、直感的にビビッときたものを衝動買いすることもありますし、長々と悩んでしまうこともあります。長々と悩んだあげく買わないという選択をすることするらあります。今回は長々と悩んでしまったパターンでした。

 

長々(2時間くらい)と悩みながらも、対応してくれた年上(確か3つくらい上)の女性の店員の方が優しくしてくれたのです。決して商品を押し付けてこない。そして、女性ならではの視点も伝えてくれる。自分に似合うものを選ぼうとしてくれている。プライベートな話もちらほら。そんな感じ色々と話しているうちに彼女に好意を抱いていきます。

 

「こんなに素晴らしい対応してくれるなんて!」「この押し付けない感じ、俺と性格似てるんじゃないかなぁ〜?」「付き合ったら楽しいでは!?」などなど。まあ、向こうからすれば私はお客様なので、いい対応をしようとするのは当たり前のことなのですが。。それはわかっているつもりなのですが、「なんとなくいいな〜」と思ってしまいいました。また、年上女性への憧れもあったかもしれません。年下と付き合うことが多かった私は、最近年上の女性に魅かれることが多くなっているのです。

 

 

2時間近く話したので、「連絡先くらい渡したいな〜」と思いました。「すごいいい対応して頂いたので、お礼がしたいので」(キラッ)とか「なんか話してる感じですごい素敵な方だと思ったので、よかったら連絡してください」(真剣に目を見て)とか言って。しかし、そんな勇気を振り絞ることはできません。平然を装いながらお会計を済ませるので精一杯。良さげなコートを買うことができた充実感と、勇気を出すことができなかった自己嫌悪感に心が満たされながら、お店を後にします。

 

DMが来る

 

それから時間が経ってくると、その女性への気持ちは無くなっていくのですが、秋用のコートを買った時から1ヶ月後くらいに、自宅にDMが来るのです。このDMが手書きでまた素敵なのです!もちろん、お店に来てもらうためでしょうし、そのショップに会員登録している方全員に送っているのでしょう。それでも、先日に話した内容が散りばめられていたりするので、「俺のことを覚えてくれている」なんてと思ってしまうのです。また、「もしかして、彼女も俺に…」なんてことまで考えてしまいます。しかし、その時服を買う経済的な余裕がなかったため、その店に行くことは控えます。

 

そして、彼女のことなんて頭の片隅から消えようとしていた昨年の12月頃。また、家にDMが来るのです。DMの内容を見ると、なんとそのお店が閉店してしまうそうなのです。「えっーー!閉店!?」と驚く私。ちょうど「パンツ(下着の方ではなくズボンの方)が欲しい」と思っていた私は、そのDMの割引が効く期限ギリギリで来店をすることを決めます。あと「彼女と会えるチャンスがなくなるかも!」というのももちろんありました。

 

再会

 

来店するまでに、様々な妄想が始まります。「わ〜〇〇さん来てくれたんですね〜」とか、「〇〇さんがなかなか来てくれないので、寂しかったです〜」とか、「〇〇さんは、なんでも似合うので服を選ぶのが楽しいんですよ〜」とか、「〇〇さんとまたお話したいって思ってたんで、来てくれて本当に嬉しいです!」とか、言ってくれると。そして、それにスマートに応じる自分まで妄想していました。 

 

そんなルンルン気分でお店に到着します。土曜とはいえ午前中に来店したためか、お店は空いています。「よし!これで少し長く話しても迷惑にならない」と内心ガッツポーズを決めます。そして、店内で商品を物色しながら彼女を探します。でもなかなか見つかりません。「まさか!彼女がお店を休みであるという一番の懸念事項か!?」とヒヤヒヤします。

 

 

しかし、商品を物色しながら数分すると彼女がやってきました。「あーいてくれてよかった」と内心ホッとします。彼女が近づいてきます。「おっきたきた」内心ドキドキしながらも、商品を真剣に見つめているような表情を作ろうとする私。(上手にそんな表情を作れていたかは不明)そして、彼女が声をかけてきます。「キター!!」と思っていると、彼女から発せられた一言は、「何かお探しですか〜?」です。

 

一瞬戸惑ってしまいましたが、「あ、パンツを探しています」とどうにか答えます。それでも内心「あれ?俺のこと覚えてないのかな?」「DMだと覚えている風な感じだったけどな」と少しガッカリします。それでも、「最後の切り札DMを使おう!」と決心して気を持ち直します。DMのハガキを使うと割引になるのもありますが、こんなこともあろうかと持ってきていたのです。思い出してもらうために。

 

しかし、彼女の反応は「あっ私が出したやつだーありがとうございます!」です。しかも「あれ?今日はテンション低め?」とも思ってしまいました。私が期待していた反応とあまりに違うためにそう感じたのかもしれません。またもしかしたら、彼女は低血圧なのかもしれません。私が期待していた反応は、「あー〇〇さん。久しぶりですね〜。こないだのコートはどうですか?」的な感じです。せめて。ガッカリしてしまった私ですが、それを表に出さないようにパンツを真剣に選びます。やはり彼女の対応は良くて気持ち良く選ぶことができました。そして、やはり親身になってくるのです。素晴らしい。そして、無事良さげなパンツをゲットした私はお店をあとにします。私の本当にささやかな恋心は、これにて幕を閉じます。彼女がどこの店舗に異動するのかも知りません。

 

最後に

 

ちなみに余談ですが、この店員さんに選んでもらった服はコート、パンツともに周囲の方々から評判がいいのです。彼女はセンスもいいのでしょう。ものすごく感謝しています。男性も女性の店員に服を選んでもらうのは大切かもしれませんね!

 

 

 

コメント

  1. ekarin より:

    グループご参加有り難うございます♪感激です♪!
    只今私自身ブログをお休みしていますが、宜しくお願い致します♪
    また素敵な店員さんを見つけて下さい(⌒‐⌒)!

  2. HideoKaizuka より:

    素敵なグループを作って頂いてありがとうございます!そして、こちらこそよろしくお願い致します。
    そうですね〜懲りずにまた見つけます!