これは私がクリスマスに1人でバーに行った時のことです。それ以上でもそれ以下でもありません。
行こうと思ったきっかけ
昨日(2016年12月24日)はクリスマスイヴでした。私は特に予定がなかったのです。そこで思い付いたのが、「クリマスイヴに1人でバーに行ったらどうなんだろう?」ということです。
1人で飲んでるキレイなお姉さんがいて、一緒に飲むことになり…みたいな淡い期待を抱きつつ、やっぱり変な目で見られるのかな…などとも不安を抱きつつ。
ちなみに私は1人でバーに行くことに慣れている訳でも、いきつけのお店がある訳でもありません。何回か1人でバーに行ったことはありますが、友達などと飲んでまだ飲み足りない時に行ったくらいです。つまり、酔っぱらった状態ということです。1人でバーで飲める渋い大人になりたいなという思いは抱いていますが。
そこで淡い期待と不安が入り混じり、行こうか悩みました。悩みながらもしっかりと準備は整えているわけです。何があってもいいように。
・朝ランニングをして少し健康体にする
・爪を切る
・髭を剃る
・勝負パンツを穿いとく
・服装も好感度の高そうなものにする
・たまたま2日前くらいに髪を切っていてちょうどいい感じになっている
などなど。
そして、「ここでチャレンジしなきゃ男じゃねー!」みたいな変なプライドみたいものが働いたのと、友達に行くと言ってしまった手前、行くことに決めます。
一軒目
時間は19時半くらい。1軒目のバーを覗いてみると、渋めのおじさまが1人と、テーブルには2人組女性客。「これは1人でも入りやすいぞ!」ということで、ここに入ることを決めます。私はカウンターに陣取ったため、女性客の姿をまじまじと見ることはできませんでした。まじまじと見ると、出会いを求めている感が出てしまうかなと。あとキョロキョロし過ぎるとカッコ悪いかなと。
一杯目は黒ビール。あとお腹も空いていたので、ソーセージの盛り合わせも頼みます。この黒ビールが程よい苦味とコクで美味しかったです。二杯目からはバランタイン12年のロックとチェイサー。このバランタインの12年が美味しいのです。口の中に入れると、ほのかな甘みが口の中に広がります。そしてチェイサーを飲むことで口の中に残っている香りを楽しむことができます。美味い。しかも他のお客様が少ないせいもあってか、落ち着いて飲むことができています。なんか渋い大人に近づけた気分。マスターと少し会話をしつつ、バランタイン12年の二杯目を頼みます。
飲んでる途中で、渋めのおじさまと2人組の女性客は帰ってしまい、替わりにカップルが訪れます。こちら自分よりが年齢が高めであろう方。そして、「あんまり長居するのもあれかな」という思いもあってバランタイン12年の二杯目を飲んだところでお会計をして、店を出ます。また、「出会い的なのを期待するには他のお店に行ってみるのもいいだろう」という何の根拠のない理屈もありました。バランタインとお店の雰囲気に酔い、心地いい時間を過ごすことができたので調子に乗って二軒目に行ってみようとします。「これは今日行ける!」と。
二軒目
二軒目に行こうと思っていたお店は1駅分くらい歩きます。バランタインで程よく酔った体に、寒い風が心地よく当たってきます。そして、二軒目に行こうと思っているお店に近づいてみると、期待とワクワクの感情が高まってきます。そんなワクワク感を抱きつつ階段を上がってお店に近づくと、すごい盛り上がっている声が聞こえてきます。時間は21時近く。
「ん?これは、団体客もしくは常連様達が盛り上がっているのでは?」と不安が大きくなります。一気にワクワク感はなくなりました。私は、アウェイ感の強い空気のお店に1人で入るほどの勇気を持ち合わせている訳ではありません。さすがに。「いや、たまたま盛り上がっていただけかもしれない」と思い、他に1人飲みできそうなお店を歩いて探しながら、少し時間が経つのを待ちます。30分ほど。
そして、意を決して二度目!お店に近づいてみます。やっぱり盛り上がる声が聞こえてきます。「でも男なら行くしかない!逃げちゃダメだ。」という思いと、「さすがにこれは…」という思いが格闘します。いや、ほぼ格闘せずに後者の思いが圧勝でした。「一軒行けただけでも自分を褒めてあげよう…」と自分に言い聞かせました。
バーに入るのはやめ、お腹も空いていたので近くの中華料理屋で「角ハイボール」と「鶏の四川風炒め」を頼みます。ちなみにこのお店は自分以外にお客がおらず、すごい歓迎されたような感じがします。それでなんとなく心が温まりした。料理も期待以上に美味しかったです。満足感もありました。アラサー男性のクリスマスイヴの1人飲みはこれにて幕を下ろします。
今回の総括
・バランタイン12年が美味しかった
・クリスマスイヴなどに1人飲みするなら、普段からいきつけのお店を作っておいた方がいい(よほどメンタルが強くない限り)
・でも今回チャレンジしたことで少し殻を破れた気もしてる(大きな一歩)
・渋谷におひとり様専門のバーもあるそうなので、そこで慣らしてみようかなとも思っている(友達からの情報)
・キレイなお姉さんとの出会いという淡い期待はまだ実現していない
という感じです。これからもこれに懲りずに、バーで1人飲みできる渋い男性への挑戦を続けていきます。
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