私は人見知りです。人見知りというのは、自分の中でも1つの大きなコンプレックスになっていました。「このままだと社会に出た時にやっていけない」と思い、人見知りを克服するために色々なことをしました。浪人生の時から飲食店で接客のアルバイトをしたり、大学生時代には合コンやパーティなどにも割と積極的に参加していましたし、他にも色々と楽しそうなことに飛び込むようにしてしました。また、就活の時にはOB訪問もたくさんしました。それでも、人見知りを完全を克服できたとは言えませんでした。随分マシになった方ではあると思いますが。。
そんな人見知りの私には、絶対向かないだろうなと思っていた職業があります。それは、以前会社に所属していた時に経験した新規開拓の営業です。今でも向かないとは思っていますが、新卒で入社した会社ではある程度の成績を残すことができました。全国1位などのような輝かしい成績ではありませんが、一応同僚や上司などから褒めてもらえるくらいの成績でした。もちろん”1年目にしては”、”2年目にしては”というのもあると思いますが。何故ある程度の成績を残すことができたのかを考えてみました。本を出版するほどのスーパーな営業マンではありませんが、だからこそ役に立つことも書けるのかなとも思って書かせて頂きます。
人見知りが役に立つ側面もある
人見知りというのは、営業には悪い側面だと考えられがちですが、意外とそうでもないのかもしれません。私もやってみるまで気付かなかったですが。私を指導してくれた上司が「人見知りでも口下手でも営業はできる。ロープレとかプレゼンが上手くても数字をとれない人はいる。結局は人対人なんじゃない?口下手だったり人見知りの方が誠実に見えることもある。」と仰っていました。私はこの言葉に随分と勇気付けられました。ただ、本当にこの側面はあるように感じました。私自身、会社でロープレなどをした時、「なんでプレゼン下手なのに数字あがるの?」となんども聞かれました。私は「誠実に対応することを心がけてる」と言っていました。私はプレゼンは下手な分、お客様と誠実に真摯に向き合うことを心がけていました。説明を丁寧にしたり、連絡はマメにしたり、お客様が不快に感じないように身だしなみや礼儀は人一倍気を遣っていました。そこが大きかったように思います。人見知りでも営業ができないというわけではないと思います。
売っているサービスが好きだった
私はテレビを見ることが好きだったので、ケーブルテレビの説明をすることはそこまで苦ではなかったのです。似たような趣味があるお客様がいると嬉しく感じます。自分の売っているサービスを信じることができるかは、営業マンとして大事なことのように思います。自分が信じれないものを人に売ることは私にはできません。自分が良いと信じているからこそ、下手な言葉にでも力が宿るのかなと思います。
行動量は落とさなかった
アポイントを集めるためには行動量がある程度必要になります。営業のスキルが高くない私が数字をあげるためには、必死に行動するしかないと思っていました。そして、「ちゃんと行動をしていれば、その分自社のサービスを必要としているお客様に出会うことができる」とも思っていました。私はお客様に恵まれていた側面があると思っています。ただ、その良いお客様と出会うことができたのも行動をしていたからなのかなとも思っています。
人見知りだって諦める必要はない
人見知りだと「営業は無理」などと諦めがちかもしれません。私自身も正直そう思っていました。ただ、嫌という気持ちもありながらも必死にやって結果、色々なことを学ぶことができたとも思います。
そして以前は「人見知りは克服すべきもの」と考えていましたが、最近では人見知りでもいいんじゃないのかなとも思えるようになりました。人見知りの人は人見知りである事を受け入れて、人見知りだからこその方法で頑張るのもいいのかなとも今では思ったりもしています。
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