ドラマ「獣になれない私たち」が最高過ぎた

ドラマ

お正月休みにドラマ「獣になれない私たち」を観終えることができました。個人的には共感できる部分が多く楽しむことができたかなと。特に最後の方はスカッとして最高過ぎました。

獣になれない私たち
新垣結衣×松田龍平!10月期新水曜ドラマ「獣になれない私たち」公式サイト。

気持ちをさらけ出せない人たち

お人好しのいい子ちゃん晶

ガッキーこと新垣結衣演じる新海晶なのですが、本当にいい人過ぎ。。。

 

怒鳴り散らす社長の無茶ぶりに耐えて業務を的確にこなし、やる気のない後輩のサポートを精一杯し、元カノを住まわせている彼氏とも別れずに付き合い続けている。自分の気持ちをかなりしまい込んでいる。そして、晶の過去は今よりももっと大変だったそう。

 

本当見ているこっちが疲れてしまう。そんな大変な目にあいながらも晶はポジティブに前を向こうとするのです。その張り詰めている糸が切れてしまいそうにもなるところが危なっかしい感じ。

 

でも、この晶が”いい人”になってしまう気持ちがわからなくもないのですね。もちろん、私は晶ほど”いい人”ではありませんが・・・

 

そして、晶も社長に色々と要求したりするのですが、それも上手くいかなくて無力感を感じるてるところもなかなか泣けてくる。

 

なんかつかめない恒星

松田龍平演じる、個人で事務所をやっている会計士・税理士である根元恒星は晶のような”いい人”って感じではありませんが、なんかいつも本音を隠しているようなそんな感じの男性です。

 

個人で会計士・税理士をやるくらいなので、頭はキレる。ただ、ずっと好きだった菊地凛子演じる呉羽が他の男性と結婚してしまったり。酔っ払って女性をお持ち帰りしようとしたり、セックスの時に寝てしまうなど残念な側面もあります。

 

呉羽が結婚しても、「あんまりダメージない」風を装っていたりもしてましたが、割とダメージをうけていた感じも。

 

なんかね、恒星のこの男の変なプライドみたいなのを具現化した感じ好きなんですね。男って変なカッコつけたいよなぁ。でも呉羽が「恒星には話せなかった」みたいなことを発言するところを隠れて聞いていたところはグサっときただろうなぁ。

 

また、長い間不正の手助けもしてしまっていたりもする恒星。本当は不正とかしたくないのに。

 

獣になれないの意味

「獣になれない」=「自分の気持ちをさらけ出せない」ってことなのかなと勝手に思ってました。さらけ出すのってなかなか勇気入りますよね。

 

さらけ出してぶつかるのってなかなか怖い。自分も傷つくかもしれないし、相手を傷つけてしまうかもしれない。なら一層の事自分が我慢すればいいやって思ってしまうことも多々あります。

 

さらけ出してキャラにできるのって羨ましいですよね。呉羽とかその旦那の橘カイジとかはそっちタイプで”獣”タイプなのかなって。

モヤモヤばかりだが最後がスカッと

晶も恒星も、なんか自分の気持ちを出さなくて、さらには晶の彼氏の田中圭演じる花井もなんか煮え切らなくてモヤモヤばかりしていた気がします。気持ちはわかるので、余計にモヤモヤ・・・さらには花井の元カノの黒木華演じる朱里も「なんじゃコイツ」って感じでした。

 

ただ、最後の2話くらいから色々動いてくるところが本当によかった。朱里も仕事を本当に頑張るようになっていた。あのツクモクリエイトジャパンじゃなければ社会復帰できていたかもしれない・・・でも晶がいたからあそこまで頑張れたっていうのもあるか。

 

恒星も不正の手を貸していた会社に殴り込みに行ったり、晶も社長に言いたいことを言って会社も辞めましたし。あの時の晶の味方になった会社の人たちもよかったな。SEの人もいい味出してた。

 

最後に二人とも無職になったけど、気持ち的にスッキリしているようなところが印象でした。

 

無駄な理不尽には耐えなくてもいいし、自分を殺さないためにも自分のも気持ちをたまには出すことも必要だなと。獣になれない側の人間は気持ちを出すことはものすごく勇気がいることで、ハードルが高いかもしれませんが。

 

やっぱり自分の人生を生きたい。そう思えるドラマでした。あと、5 tapみたいなお店行きたいなぁ。

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