マンガ「名探偵コナン」の92巻のレビューというか個人的な感想です。ネタバレありです。
世良とコナン(新一)・蘭との過去のつながりが明らかに
前回の百貨店で起きた殺人事件の話の続きから始まります。そして、この事件の解決後に、世良が小さい頃に、コナン(新一)と蘭と会ったことがあることをコナン(新一)に思い出させます。
世良は赤井秀一と将棋の羽田名人とも兄弟のようなのです。10年前にある海岸というかビーチで起きた事件を赤井さんが解決するのですが、その時に会っていたのです。コナン(新一)の推理力はまだまだのところもあった時期です。
そして、世良の”領域外の妹”というのはおそらく世良や赤井さん達の母親が小さくなった感じなのです。おそらく、コナン(新一)や灰原の体が小さくなったの同じ薬であるアポトキシン4869を飲んだのでしょう。
ただ、なぜ世良や赤井さんの母親がアポトキシン4869を飲むことになったのかは謎です。羽田名人(由美さんの恋人としても登場)も意外と重要な役割を担うのかもしれません。また、世良は何故コナン(新一)に昔のことを思い出せさたかったのかも気になるところです。
赤井さんなんかは特に過去に新一や蘭を助けたりと、過去にも色々と新一と接点があるのも不思議なところ。
怪しい人が増えている
毛利小五郎が競馬で当たっているチケットを拾ったので、コナン(新一)と蘭に高いお寿司をご馳走しにお寿司やに。そこには、片目を怪我している強面の店員さんが新しく入っているのです。脇田兼則というなの店員が。
黒ずくめの男であるラムの特徴の1つに、片目が義眼というのがあります。義眼っぽい特徴を持っている人がまた1人増えたことになります。そして、この男性は何気に推理に興味を持っているというか、推理力が多少あるという。
他には、長野県警の大和敢助、同じく長野県警の黒田兵衛がラムっぽい特徴があるのです。ラムが誰なのかかなり気になるところです。
若狭先生がかなり怪しい
前回の91巻から登場した若狭留美先生というのがいるのですが、この人ものすごく怪しいのです。普段はドジで抜けてるっぽくしていますが、メチャメチャ強いですし、時折見せる鋭い目がなんとも怪しい。戦いの強さもドジっぽく見せても相手を倒せるくらいという。
そして、今回の巻では若狭先生が事件を解決したみたくなって、ニュースに若狭先生が出るのですが、このニュースを見て長野県警の黒田兵衛と寿司屋の脇田兼則がそれぞれ、なんとも言えない反応をするのも気になるところ。
黒田兵衛は「若狭…留美か…」と言い、脇田兼則は「こいつはトンチが…利いてるねぇ…」と言います。
ラムが誰なのか少し考察
ということで少し謎が増えてきたところで、ラムが誰なのかを少し考えてみます。
・長野県警の大和敢助
この人は、あまりラムっぽくないかなと思います。同じ警察内にライバルがいたり、恋人的な人もいたりと、結構プライベートな部分というか人間的な部分も見えているので。黒の組織の人達って全然プライベート的なところは謎な人が多い気がするので。
・長野県警の黒田兵衛
この人はパッと見はすごく怪しい気がするのですが、警察の人のような気もします。黒田兵衛がラムだったら、あまりにひねりがなさすぎる気がして。何か重要な鍵を握っているでしょうが、ラムではないかなと。あと、こういう割と強面の人って意外にいい人キャラなこと多い気もしますし。ただ、若狭先生とのつながりが気になるところ。
・寿司屋の脇田兼則
この人はなんとも微妙なところなんですよね。推理力が微妙なところもありますが、推理力はあえて隠しているとも考えられますし。ただ、若狭先生のニュースを見た時の反応を見ると、この人も何か重要な鍵を握りそうな感じはします。そして、小五郎の家の近くの寿司屋に勤めているのも気になるところ。
・若狭先生
この人がラムの特徴には合っていないですが、正直一番怪しく見えます。強さも半端ないし、時折見える鋭い目。そして、やたらとコナン達と仲良くしようとしているようにも見える。ラムの特徴に合っていないところが逆に怪しく意外性があって、物語といても盛り上がりそうですし。そして、次巻予告のところで、若狭先生に片目が見えていない疑惑が生じているところも怪しいところです。
最後は服部が和葉をイルミネーションデートに
最後は服部が和葉を東京銀座のイルミネーションデートに連れて行こうとします。ところが、喫茶ポアロで平次とコナン(新一)がちょっと時間を潰している時に事件がおきます。停電させて殺人を犯すという。しかも平次やコナン(新一)の前でというなんとも大胆な犯行です。
ここで今回の話は終わりです。色々な謎が増えたり繋がったりして面白い巻でした。
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