8月24日(木)にロシアワールドカップ最終予選のオーストラリア戦(8月31日)とサウジアラビア戦(9月5日)に向けたサッカー日本代表のメンバーの発表されました。これについて個人的な感想です。
メンバー
メンバーは以下の通りです。
■GK
川島永嗣(FCメス/フランス)
東口順昭(ガンバ大阪)
中村航輔(柏レイソル)■DF
▼サイドバック
酒井宏樹(マルセイユ/フランス)
酒井高徳(ハンブルガーSV/ドイツ)
長友佑都(インテル/イタリア)
槙野智章(浦和レッズ)▼センターバック
吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)
植田直通(鹿島アントラーズ)
昌子源(鹿島アントラーズ)
三浦弦太(ガンバ大阪)■MF
長谷部 誠(フランクフルト/ドイツ)
山口蛍(セレッソ大阪)
井手口陽介(ガンバ大阪)
高萩洋次郎(FC東京)
柴崎岳(ヘタフェ/スペイン)
小林祐希(ヘーレンフェーン/オランダ)
香川真司(ドルトムント/ドイツ)■FW
本田圭佑(パチューカ/メキシコ)
久保裕也(ヘント/ベルギー)
浅野拓磨(シュトゥットガルト/ドイツ)
原口元気(ヘルタ・ベルリン/ドイツ)
乾貴士(エイバル/スペイン)
武藤嘉紀(マインツ/ドイツ)
大迫勇也(ケルン/ドイツ)
岡崎慎司(レスター/イングランド)
杉本健勇(セレッソ大阪)
個人的に招集して欲しかった選手が何人か呼ばれた
まず予想に反して、個人的に招集して欲しかった選手が何人か呼ばれたのが嬉しいところ。これまでの招集傾向から中盤でゲームを作れるような選手は少ない傾向にあったので、今回は柴崎岳や小林祐希は呼ばれないかと思っていました。呼ぶにしてもどちらかだけかと。それが両選手とも呼ばれたのは素直に嬉しい。
また、武藤嘉紀も最近呼ばれてない傾向にあったので呼ばれないかと思っていましたが、呼ばれてよかった。(呼ばれなかったのにはコンディションが大きい理由だったとは思いますが。)
杉本健勇が呼ばれたのも驚きでした。金崎夢生とどちらかみたいな話もあって、いくら今Jで活躍していても代表経験もある金崎夢生が優先されるかと思っていたので。これが一番意外だったかも。
個人的に柴崎岳と小林祐希と武藤嘉紀はかなり楽しみ。柴崎岳はスペインに行ってからかなりたくましくなった感じがする。もともとあるパスセンスや試合の流れを読む戦術眼に加え体つきもかなりガッチリしたし、球際の前より強くなった印象。(プレー集でしかチェックできてないが)そして、何気に大事なところでゴールを決めてくれるところも期待大です。レアル戦やアジアカップなど。
小林祐希もオランダに行ってからバランスをとる能力も身についた感じがするし、インタビューの発言でもピッチ上の監督になれるような頭の良さがある感じがする。ガキ大将が大人になって本物のリーダーに近づいている印象。小林祐希には長谷部誠や本田圭介にとって変わる存在になって欲しいです。
また、武藤嘉紀は体も強さやスピードに加えてゴール前でポジション取りがドイツに行ってかなりよくなった。怪我さえなければもっと招集されていただろう選手。大迫勇也の状態が不安な今、武藤嘉紀の代表での復活に期待です。
なぜ呼ばれたか微妙な選手もいる
割と呼んで欲しい選手が呼ばれた中で個人的には浅野拓磨と槙野智章の招集にはクエスチョンマークが出てしまいます。
槙野智章はレッズでのパフォーマンスがあまりよくないと言う感じらしいので。槙野智章に関してはサイドバックもセンターバックもできるのがいいのかもしれませんし、ムードメーカー的な役割も期待しているかもしれませんので、まだ理解できます。またアウェーでのオーストラリア戦のように守備に比重を置く時のサイドバックとしての役割も期待してるのでしょう。
ただ、浅野拓磨はあまり。浅野拓磨はハリルホジッチ監督のお気に入りの選手っぽいですが。。確かにあのスピードはかなり武器ですが、あまりうまく使えてない印象なのです。判断面が微妙ですし、ボールを持っても仕掛けることがあまりないので、相手に怖さを与えられている印象があまりない。ドイツでもそんな活躍しているという印象もないです。(代表でもドイツでもあまり得意でなさそうな右サイドで使われることが多いからかもしれませんが。)
右サイドが本職と言えるような選手がいないのが少し不安
少し不安なのが、右サイドが本職と言えるような選手がいないことです。久保裕也はクラブでは2トップの一角もしくはトップ下的な役割ですし、本田圭佑も右サイドよりもトップ下やインサイドハーフ、センターフォワード(0トップ的な感じで)の方が明らかに適正かと。
浅野拓磨も右サイドよりもセンターフォワードの方がやりやすそうに見えますし、武藤嘉紀もクラブではセンターフォワードをやることが多い。
右サイドで激しい上下運動をできて、守備でもサイドバックと連携して、ドリブルでガンガン仕掛けられるような選手があまりいないのです。(左は原口元気と乾貴士がいます)最近の代表では久保裕也や本田圭佑がやっていましたが、特に上下運動が厳しくフルでやれることがなかなかなかった気がします。
中盤で呼ばれた選手を細かくポジション別に分類
MF登録で呼ばれた選手をタイプ別に分類していきます。
バランサータイプ
このタイプの選手は頭を働かせ全体的なバランスを取りつつパスも散らすことができるタイプの選手達です。いわゆるアンカー的な役割を担うことができる選手。小林祐希はゲームメーカー型と悩みますが、オランダではこちらの役割の比重が多いそうなのでこっちに入れました。
ボール奪取型
このタイプはガンガンプレッシャーをかけてボールに奪いにいくタイプの選手。そして、隙あらばゴール前に飛び出していくタイプの選手。ハリルホジッチ監督はこのタイプの選手を多く呼ぶ傾向にあった気がします。
ゲームメーカー型
ゲームを組み立てながら積極的にゴール前に入っていくタイプの選手。4-2-3-1の場合にはトップ下に入るであろう選手。
(小林祐希)
今回は中盤の選手のタイプがバランスよく呼ばれた印象です。良かった。
最後に
今回のメンバーは個人的に呼ばれて欲しいメンバーが割と呼ばれたので結構楽しみです。オーストラリア戦とサウジアラビア戦に勝ってぜひともワールドカップ出場を決めて欲しいものです。次回のブログで予想スタメンなどを書いていきます。
関連記事
コメント