エンジニア3年目の私が自社サービスのスタートアップからSESの企業に転職した理由

エンジニア3年目の私が自社サービスのスタートアップからSESの企業に転職した理由キャリア

どうもカイです。とうとうエンジニア3年目となった私ですが、今月(2020年4月)より新しい会社で働いております。前職では自社開発のスタートアップに勤務しておりましたが、今月からはSESの会社です。

 

世の中的には、

SESはクソだ

SESはやめておけ

っていう意見・主張もありますね。今回は私が何故SESの会社に入社しようと思ったのかについて、書いていこうと思います。

私が考える、SESのメリットや自社サービスのメリットは下記の記事へ

エンジニア2年目の私が考える各事業形態のメリットデメリット | ゆとりば
2020年、今年もよろしくお願い致します。昨年は勉強や個人開発に時間を使って、あまりこちらのブログを更新できていなかったので、今年は更新頻度を上げていきたいと思っています。 &nb...

「自社サービスがいい」ってイメージへの疑問

「自社サービス最高!」みたいな風潮があるかもしれませんが、私個人的にはそうでもないと考えています。

私自身は元々「せっかくエンジニアになるなら様々なサービスの開発に携わりたい」と思っていたので、自社サービスが第一志望ではなかったです。(「じゃあ、何で入ったの?」となるかもしれませんが、当時は選べる立場ではなかったというのが正直なところですw)

自社サービスで実際に働いてみて、私が感じた自社サービスで働くデメリットについて少し解説していきます。前提ですが、メガベンチャーで資金がある会社ではなく、持っているサービスもせいぜい1~2個で資金が潤沢にあるわけではない会社を前提としてます。

新しい技術へのチャレンジはしにくい(リプレイスとか容易でない)

直近で売上に貢献できるところが優先される部分はありますので、リファクタリングやら、システムのリプレイスにかけられる時間と人員はかなり限られます。リファクタやリプレイスの社内合意を取れたとしても、優先度は結局下がりました。w

そのため、元々のサービスの技術スタックで機能追加・改修を行うことが大半です。新サービスでも立ち上げられない限りは技術選定や新しい技術へのチャレンジはほとんどできません。

同じサービス数年やると飽きがくる

これはもうそのまんまです。また数年ごとに転職するのも正直面倒かなぁと。

なんだかんだ言ってハードワーク

自社サービスというと、自分達で開発スケジュールを決めやすいため、納期などユルいイメージはあるかと思いますが、ハードワークになる部分はあります。

元々決めていたスケジュールに割り込みのタスクが入ってくることもけっこうあります。そして、パートナーと協業の関係でキツキツでスケジュールをいつの間にか組まれることもあります。

スケジュールがユルめに設定できるのは比較的お金に余裕のある自社サービスの会社だと思います。

入社した会社が合わなかったら時のリスク

これはなかなか大きいデメリットじゃないかなぁと思います。幸い自分は入社した会社でも2年続けることはできましたが、「入社したけどなんか違った」っていうのは起こり得るのではないかなぁと思います。

どうしても無理で転職となった場合に、1つ職歴は増えてしまうのはデメリットではないかなぁと思います。なんだかんだ言って、短期離職を繰り返すのって印象よくないので。

その辺はSESだと、「合わなかったら現場を変更すればいい」と考えられるので、いいかなぁと。(言い方は悪いかもしれませんが。)

 

SESの会社に行こうと思った理由

SESを経験していたエンジニアの凄さ

私が前職働いていた会社には、長年(10年とかそれ以上)SESで働いていたエンジニアの方が2名おりましたが、2人ともすごい強いんですよ。

1人は私が入るより前にいた方で、「知らないことあるの?」ってくらいにものすごく頼りになりました。人数少ない中でも、なんとかなっていたのはこの方のおかげではないかと。

もう1人の方は私より後に入ってきたのですが、現場のことわかるのも実装も早かったです。「あっこういう感じね。了解。」って感じで。

2人を見ていて、「色々な現場を経験してきた人」ってすごいなと素直に感じておりました。”1つの会社に依存しないで生きていけるようになりたい”と思ってますが、それが具現化された感じでした。

様々な開発を経験したい

前職の現場の開発しか知らないことに危機感を抱いておりました。なので、1つの会社に所属しながら様々な開発の現場にいけるというのは、かなりメリットかなと。

様々な開発を経験することで、言語やFWはもちろんですが、サーバの構成や開発フローの回し方など色々学ぶことも多いと考えてます。また、色々な人のソースコードに触れることも学びになると思います。

自分の引き出し・経験値を増やすことで最適な技術選定や解決策を提案・実行できるようになりたいです。

勉強や個人開発、副業する時間が欲しい

SESと言うとブラックのイメージがあるかもしれませんが、契約段階で時間が決まっているので、時間のコントロールは比較的しやすそうです。

「自社サービスやるなら自分でやったほうが楽しいんじゃね?」と思っていたので、個人開発にも着手したいですし、技術的なインプットやアウトプット、また副業も行いたいと思っています。

個人開発や勉強、副業で身に付けたスキルは本業の仕事にも活かして、様々な面でスキルアップしていきたいなぁと。

フリーランスは少し検討したけど・・・

転職活動する中で、フリーランスも勧められましたが、以下の3つの理由でやめました。

1.正直やっていけるか不安

2.お金のために今持っているスキルの仕事ばかり受けてしまいまそう

3.スキルが自分の興味に偏り過ぎないように第三者からのフィードバックが欲しい

正社員でも副業できたり様々な開発に携われるなら、正社員として安定した収入を得ながらチャレンジした方が得だと感じました。

数日働いてみて感じた意外なメリット

案件を取るための戦略だったり、どんな勉強をするかみたいなことを自社の営業担当の方に相談できるのは予想以上にメリットだなぁと思いました。というかそこまで考えてなかったw

自分の市場価値を意識せざるを得ないですし、自分の市場価値を高めるためにどうするかを自分だけでない第三者の方に相談できるのはいいなぁと。

最後に

選択の画像

自社サービスがいいか?SESがいいか?みたいなのは、正直どちらも良い面と悪い面があると思ってます。また、自社サービスと一口にいっても、様々な会社がありますし、それはSESでも同じでしょう。

実際私が入社したSESもスーツで常駐するような感じではなく、Web系のベンチャー企業に常駐することが多いところなので、よく言われるSESのイメージとは異なるかもしれません。

大切なのは自分がどんな風に働けたら幸せで、それに合った会社に就職することだと思います。

今回の記事を「こんな決断をする奴もいるんだなぁ」くらいに思って頭の片隅にでも残ってもらえれば、幸いです。

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