塩顔ブームから考える世の中の流れ

最近、塩顔女子・塩顔男子というのが人気になっています。今はちょっとブームが落ち着いてきた感があるかもしれませんが。今回は塩顔ブームについてちょっと思ったことを書いてみます。

 

塩顔の定義

塩顔の定義は、多少曖昧な部分がありますが、まず顔が薄いということです。まぶたはキレイな二重ではなく、一重、もしくは奥二重。肌は白いです。女性であれば濃いメイクではなくナチュラル系のメイクで、男性であれば中性的とも言われます。これらがパッと思い付く塩顔の主な顔の特徴です。

 

塩顔の有名人 

男性有名人であれば、坂口健太郎さん、向井理さん、綾野剛さん、星野源さん

女性有名人であれば、蓮佛美沙子さん、吉高由里子さん、蒼井優さん、木村文乃さん

がパッと思い浮かぶ方が多いのではないのでしょうか?

 

彼ら・彼女らにはそれぞれ異なった魅力があります。男性側で言えば、坂口健太郎さんはフワッと優しい感じ、向井理さんは芯が強そうなところ、綾野剛さんはセクシーな雰囲気、星野源さんはちょっとエロな親しみやすさです。女性側であれば、蓮佛美沙子さんは身近な感じがする親しみやすさ、吉高由里子さんは天真爛漫なところ、蒼井優さんは摑みどころのないミステリアスさ、木村文乃さんは知的で包容力がありそうなところです。全部勝手なイメージですが。

 

様々な魅力を持つ彼ら・彼女らですが、共通する点を考えてみたところ、一番最初に思い浮かんだのが「自然体などこかフワッとした雰囲気」なのです。気取っていないというか、自分を良く見せようとしていない感じがします。テレビなどでしか見たことがないので、本当のところはよくわかりません。しかし、テレビで見せる塩顔の彼ら・彼女らの自然体な姿・雰囲気を気に入っている方々も多いのではないのでしょうか?

 

以前ブームだった有名人

 以前であれば、カッコいい男性有名人といえばキムタクこと木村拓哉さんが思い浮かぶ人が多かったでしょう。 見た目もカッコよく、ほとんどのことを器用にこなしてしまう様は本当にカッコいいです。出演するドラマも次々と高視聴率を叩き出していました。女性有名人であれば、浜崎あゆみさんの人気も以前は凄まじいものがありました。CDなどはオリコンでも1位をたくさん獲得していました。浜崎さんのメイクを真似しようとしていた女性も多いのではないのでしょうか?

 

ところが今では、木村拓哉さんや浜崎あゆみさんの人気は衰えているように思います。そして、ブームとなっている塩顔男子・女子とは、タイプが真逆のようにも感じてしまいます。木村拓哉さんはいつでもカッコよく振る舞う、浜崎あゆみさんはいつでも化粧バッチリというイメージが強いですが、塩顔の人達はそこまで気負っていないように見えるのです。塩顔のユルっとしたフワッとした自然体な雰囲気に癒されている、もしくは憧れている人々が多いのかもしれません。

 

世の中の流れも変わってきている?

 働き方にも変化が見られる昨今。以前であれば、1つの会社に長く勤めることが是とされている風潮が強かったように感じます。最近では、フリーランスで働く人が増えたり、転職も以前に比べて珍しいことではなくなってきたように思えます。このような風潮は、自然体・自分らしさを求める人が増えてきたこととも関連しているように感じます。

 

塩顔ブームは、自然体・自分らしさ、または多種多様な生き方を求める世の中の流れの1つの表れなのかもしれません。個人的にはこの世の中の流れが好きです。まだ色々と問題はありそうですが。

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