ドラマ「カルテット」の第9話のレビューというか個人的な感想です。ネタバレありです。
前回の話の個人的な感想はこちら
真紀さんの本名の真相が明らかに!
前回の話で、真紀さん(松たか子)は名前である早乙女真紀というのは、本名ではないことが明らかになりました。やまもとあきこというのが元々の名前。実の母親が、交通事故にあって亡くなってしまったそうなのです。で義理の父親?に育てられたのですが、この父親がDVをしてたそうです。
この義理の父親から逃げるために、戸籍を購入したそうなのです。ただ、この義理の父親が戸籍を購入した時期と同じ時期に亡くなっているという。。また、事故の加害者(中学生くらい)家族に慰謝料を請求し続けていたという。この中学生は弟さんが産まれるということで急いで自転車をこいでたそうなのですが。。
そのため、真紀さんが戸籍を購入したのは、加害者家族に引け目を感じてというのもあるかもしれないという。本当のところはどうなのでしょうか。
ただ、ずっと本名を隠し続けてきたのって相当しんどいと思うのですよね。信頼できる人たちができても、最初の名前を伝える時点で嘘をついてしまっているわけで。。。それを合わせるために誕生日などの細かいところの嘘もつかなくてはいけない。
この嘘をついていることに対する、罪悪感というか後ろめたさ的なものをずっと抱えながら付き合うわけで。そしていつバレるかという恐怖感的なものも少なからずあるかもしれないですし。
真紀さんは警察に任意同行することに
軽井沢の別荘に警察がきて真紀さんに任意同行を求めてきます。そこで、真紀さんの本名が違うことを知るカルテットのメンバー。
この時のカルテットメンバーが本当に素敵過ぎる。すずめちゃん(満島ひかり)は特に真紀さんをかなり慕っていて、信頼していて。。なのに、名前が違うことを聞かされて、一番ショックが大きかったことが予想されるのですが。
それでも、真紀さんが話をするのが辛いことを感じて「もう話さなくていい。」「信じて欲しい?信じて欲しくない?」などと言ます。「信じて欲しい」と言った真紀さんを抱きしめます。これを見た別府さん(松田龍平)はハーブティーを入れたり、家森さん(高橋一生)は暖炉に火をつけたりと。気の利き具合がなんとも。
カルテットメンバーの関係性がいい
今のシーンもそうですが、カルテットメンバーの関係が本当にいい。別府さんはドーナツに例えて、「ちゃんとしてないみんなが好き」ということを言いますし。
家森さんは「”やり直しスイッチ”を押さない」と言ったり。真紀さんも「”やり直しスイッチ”を押さない」と言ったり。
真紀さんは警察に行く前に、すずめちゃんが「誕生日はいつ?」の質問をするのですが、真紀さんはすずめちゃんに本当(おそらく)の誕生日を伝えましたし。
真紀さんが警察に行った後のメンバーのなんとも言えない感じとか。
けっこう前の回で「同じシャンプー使って…」的な言葉が蘇ってきました。人との繋がりって、血の繋がりとか、同じ会社とか、同じ学校とか、そういうところではないのかなと改めて感じたような気がします。
最後に
今回は涙なしでは見れなかったです。次回が最終回なのでどんな風に終わるのか楽しみです。
最終回の話の個人的な感想はこちら
コメント