先日下記のツイートが話題になりました。 私はうつ状態だったことがあるので、この件から思うこと・伝えたいことを書いていきます。(今はおかげさまで元気です)
※あくまで私個人の体験や主観です。
日本人の鬱が治りにくいのって「休養」と「謹慎」を履き違えてる人間がウヨウヨいる事が原因ですよ。
鬱になったら休む、外に出る、遊ぶが基本なんですけど、何故か「仕事や学校を休んでるのに遊んでる」って言う人間が出てくるんですよね。遊んでいいんだよ休養なんだから。
— ミクロス@C94 3日目プ-43b (@micross_) June 19, 2018
うつは本当にシンドイ
自分もなるまではわからなかったのですが、うつは本当に辛いです。辛さを言葉で伝えるのも難しいのですが。。。
頭が鉛のように重くなり起き上がることもシンドくなったり、外に出ること自体もなぜかものすごく恐くなります。そのため、病院に行くのも一苦労でした。
そして夜は寝れなくなりました。「寝なきゃ」と思うと余計に寝れずに気がついたら朝になっていて、やっと眠る。。そして起きても頭が鉛のように重たく外に出るのも恐い。
見た目上は元気に見えるのかも
少し体調が良くなっても、できることできないことというのがあります。私の場合は、友達と会うのはなんとかできたり、朝のウォーキングも頑張ってできるようなって、見た目上はなった当初よりは元気に見えたかもしれません。
それでも当時の職場に行くのはかなりキツかったです。うつになった原因が当時の仕事だったので。職場に休職の手続きをしに毎月いかなくてはいけなくてはいけなかったのですが、職場の行くのがものすごく恐かったです。
行く途中に吐いたこともありますし、動悸がすごかったり、何度も引き返そうとしました。会社の同じ部署の人に見つからないように、かなり気を遣いながら歩きもしました。
見た目上は元気に見えてもまだ完治していないということもあります。
自分のことを責めてしまいがち
「うつには真面目な人や責任感の強い人がなりやすい」というのは良く言われていることですが、そういう方たちほど休んでいることや・本来のパフォーマンスを発揮できていないことに責任をより感じてしまうでしょう。
そして、「職場の人に申し訳ない」という気持ちも強くなり自分を責めてしまいがちかもしれませんし、「早く復帰しなきゃ」と焦ってしまい、余計に回復に時間がかかることもあるでしょう。
私自身、休んでいる間に仕事に関係する本を読もうと思いましたが、それがなかなかできずに余計に落ち込むという負の循環の時期もありました。
周囲の目がものすごく気になってしまう
色々な人の目がものすごく気になってしまうのです。スーパーにちょっとした買い物に行くにも、市役所に行くにも、朝のウォーキングをするにも。。なぜか周囲の人から「あの人何してるんだろうね(ヒソヒソ)」みたいな感じで後ろ指刺されている感じがするのです。全くそんなことないのですが・・
また、友人達にも隠していたのでかなり会話にも気を遣いましたし、夕方からの食事に行くのもさも仕事の帰りかのように、スーツっぽい格好でわざわざ行ったりしていました。
そして、実家に戻った時も家族の目も気になってしまうものです。「みんなは働いているのに自分だけ働けていない・・」など思ってしまいます。私の家族は優しく何も言わずにそっとしておいてくれました。本当にありがたかったです。
無理しないのが一番
うつになってしまったら、焦らずに自分の気持ちが赴くままに好きなようにするのが一番いいかと個人的には思います。治そうと思って、無理に良さそうなことをしようとしても、なかなか体いうことを聞いてくれなかったりすることもあります。そうすると余計に苦しくなります。
自分が少し前向きになれそうなことから始めてみるのもいいと思います。私の場合は、夜寝るために昼起きてる必要がある→昼起きてるためにゲームしたり漫画読んだりばかりしていた時期もありますし。(その結果、このままじゃマズイと思った部分もあります。)
外に遊びに行くことに気が向くなら外に遊びに行ってもいいと思います。それ自体がうつの改善につながることもあるのですから。休む=家で寝るだけではないのです。
お金などが許す限りは治るまで自分の好きなようにしてもいいのかなぁと個人的には思っています。
最後に
うつは骨折や風邪などとは違いなかなか見た目に現れにくい部分もあるので、「ずる休みじゃん」などと思われてしまうこともあるかもしれません。ただ、本人は色々苦しんでいるはずです。
反対にうつの人も「うつじゃない人には自分の気持ちなんてわからないよ。。」なんて思ってしまうこともあるかもしれません。(私自身そう思っていました。)
うつの人もそうじゃない人もお互いを理解できるというか、どっちも生きやすくなるといいなぁと思います。
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