今回はおすすめのサッカーマンガを紹介したいと思います。「フットボールネーション」というマンガです。現在(2019年11月2日)では14巻まで出ているマンガです。
マンガのストーリー
ざっくり言ってしまうと、様々なバックグラウンドを持った選手たちが集まった東京クルセイドというアマチュアチームが天皇杯の優勝を目指して様々なチームと戦っていきます。
この東京クルセイドというチームに入るにはセレクションに受かる必要があるのですが、そのセレクションの募集要項的なものには「脚のきれいな選手を求む」と書いてあるのです。
そして、セレクションに東京クルセイドの選手達は様々な日本サッカーにはあまりないであろう革新的な指導によって力をつけていき、天皇杯に挑んでいきます。
おすすめポイント
運動科学に基づいた理論
このマンガは運動科学総合研究所の方の科学指導を受けて書かれています。そのため、ものすごく理にかなった理論が出てきます。(そのためか新巻が出るまでの期間が結構ある)
実はセレクションの募集要項にある「脚のきれいな選手を求む」というのもそれに関連しているのです。
私は中学生の頃から疑問に思っていたこともこれによって少し腑に落ちました。疑問に思っていたことというのは、「どうして欧米のトップの選手達は見た目はスラッとしているのに当たり負けしないのか。また日本の選手はどうして体がずんぐりむっくりになってしまいがちなのか(今はだいぶその傾向薄れてきたかもしれませんが)」ということです。
もちろんこれには、遺伝というか人種的なことも絡んでいるのでしょうが、体の使い方というか、そのあたりも影響しているとのことです。体の使い方というか、走り方や歩き方までが影響しているとのことです。
欧米の理論も取り入れいている
例えば、いいGKを輩出しているドイツ。このドイツのGK理論が出てきます。GKのポジショニングや手の出し方、どこにフィードするのかまで細かく指導されていることが伺えます。
GKのことについてここまで細かい理論を紹介したマンガはおそらく他にはないかと。。
他にもDFのことやPKのことなど様々なことが出てきます。学べることはたくさんあるでしょう。
メンタル面でも学べることが
メインキャラの沖千尋という選手がいるのですが、この選手練習で失敗することを恐れないでどんどんチャレンジしていくのです。トライアンドエラーを繰り返して技術を習得していくのです。(もちろん元々の選手としてのセンスが半端ないですが)
また、東京クルセイドというチームは円陣を組みませんし、どこか飄々とした雰囲気のチームなのですが、やることをしっかりやると言った感じがまたいいです。
チーム感はあるけど、チームメイト同士が余計な干渉をせずに程よい距離感でいることもいいチームな感じがするなと。無駄につるまない、でも互いに信頼している感じが。
サッカーの奥深さを感じる
サッカーについて色々な理論を学べるマンガで、改めてサッカーの奥深さを感じることできます。また、ここで学んだ理論を実践してみると本当にその通りだったりするので、実際にプレーする人にもおすすめかと。
そして、日本サッカーの問題にも触れているところがまたいいです。もはや日本サッカーだけでなく日本の教育とかの問題にも関わってくるところもありますが、そこもまた面白い!
サッカー好きの人にはぜひ読んでもらいたいです!日本サッカーの偉い方々にも読んでもらって頭の片隅にでも入れて欲しいな・・・・とも思います。
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