ノンデザイナーズ・デザインブックを読んでの感想

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今年(2020年)はずっとやってみたかったデザインの勉強をしようと思ってます。その手始めとして、「ノンデザイナーズ・デザインブック」を読んでみましたので、その感想です。

 

結論としては、デザインの初心者の方にはかなりオススメです。以下でオススメのポイントと読み方について書いていきます。

 

この本を買うかどうか、読むかどうか悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

オススメポイント

デザインの4つの基本原則について学べる

デザインと聞くと、”センスが必要”、”美大出身の人がやるもの”、”クリエイティブな才能のある人がやる”などのイメージがある人が多いのではないのでしょうか?

 

もちろんそういった面もあるでしょうが、この本を読むと、デザインは感覚だけでなく、とても考えられてできている、ということがわかります。

 

そしてデザインを考える上でとても大切になってくるのが、

・近接

・整列

・反復

・コントラスト

 

というデザインの4つの基本原則です。この4つの基本原則について丁寧に解説してくれています。

例を交えながらの解説

2つ目のオススメのポイントは、例を交えながらの解説してくれている点です。

実際にあった、チラシ、名刺、パンフレット、などなどを例にあげながら解説をしてくれています。例にあげられたデザインのどこが悪くて、どこをどう直すといいデザインに近づくかを4つの基本原則に基づきながら、解説してくれています。

自分の頭でも考えさせる

問題を出して、読者の頭でも考えさせるところもオススメのポイントです。

かなり極端な例(私のオリジナルですw)ですが、以下のような2つの例をあげて、1と2の違いを3つ以上考えなさいといった感じです。

1

名刺の良くない例

2

 

色の解説にも触れている

デザインの4つの基本原則の話だけかと思っていましたが、色の解説もあったのが意外でした。色と色の関係など個人的には、かなり新しい気づきだったので、面白かったです。

オススメの読み進め方

問題は考えすぎない

例題がいくつか出てきますが、あまり考えることに時間を使い過ぎるのはオススメしないです。5分程度考えて、回答を見るというくらいでもいい思います。

 

回答を見て気づくことも多いですし、時間をかけたからといって違いに気付くこともあまり多くはないです。

ザッと読んであとは必要な時に読む

私はWebエンジニアなので、Webのデザインを学ぶために読んだというが1番の動機です。

この本には、チラシ、名刺、レターヘッドと封筒、ニュースペーパー、ハガキなど様々なデザインのティップスを扱っているページもあります。自分の仕事と直接関係ないところはあまりがっつり読み込まなくてもいいと考えています。

 

今回あっさり読み流したところのデザインを仕事で扱うようになった時にでも読み返せばいいかなと。

 

最後に

デザインの4つの基本原則は知っているか知っていないかで、Webページやチラシなど電車の中吊り広告などを見る目も変わってくると思います。

 

知っていれば、「ここは近接になっているな」などと認識できるようになるので、日常的に目にするものでもアンテナが張れるようになれるでしょう。

 

またこの基本原則はWebページや広告だけでなく、資料作成など様々ま場面にも生かすことができると考えています。デザインの「デ」の字も知らない方でもデザインの面白さを知る一歩になる本かと思います。

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